ハーレーダビッドソン・スポーツスターシリーズとヤマハ・ボルトで迷ったら〜前編〜

2020年3月24日

ボルトの空冷エンジン

先日、以下のようなツイートを発見しました。
すみません、勝手に引用させていただきます。

この手のツイートはよく見る・・・というか、ボルトやスポーツスターシリーズのアイアンに乗られている方とお話をすると、よく見聞きする話題です。

んで、今の所、日本国内を見渡す限り、ボルトユーザーよりスポーツスターユーザーの方が多いんじゃないかなと思っています。

このブログのアクセスですが、開始した当初よりも、今の方がアクセスも増えてきました。
このブログが検索結果に掲載されるようになったから・・・というのはご最もなんですが、過去のデータを見ると、「ボルト」に関する検索キーワードの検索回数も増えてることが起因してるっぽいんですね。

徐々にボルトユーザーが増えてきたということのあらわれですかね。

まぁそんなこんなで、ボルトユーザーも少しずつ増えつつ、スポーツスターの人気も衰えることなく続きつつ・・・という昨今かなと思います。

ということで、ボルトに乗る私が、ボルトとスポーツスターのどちらかで迷った時に考えたいポイントを書いてみようと思います。

因みに、ぼくはハーレーに乗ったことがある車種は、ファットボーイSだけなんですね。
ですので、スポーツスターシリーズには乗ったことがないんですね。
またがって、エンジンをかけたことがある程度の経験しかありません。

なので、ハーレーとボルトの比較・・・になってるかもしれません。
ですが、思いつく限り書いていこうと思います。

と、色々書いてたら、長くなってしまったので、前編と後編に分けていきたいと思います。
この話の結論は後編で出てくることになると思います。
今回は前編ですので、検討段階のことをあれこれと書き出している段階だと思っていただければと思います。

スポーツスターシリーズについて

まず、スポーツスターシリーズについて、触れておきたいと思います。
ボルトとスポーツスターシリーズで迷ってるくらいですので、今更ここでこの説明は不要かもしれませんね。

ただ、ただただハーレーを調べたいだけの方にも見ていただけるようにしていきたいと思います。

スポーツスターシリーズとは、ハーレーダビッドソンがスポーティーな走りを目指したカスタム趣向でつくられたシリーズですね。
クラシカルなつくりとは真反対的な感じで、ゴツさがない作りになっています。
ボバースタイルとも呼ぶようですね。
ボルトもボバースタイルと言われています。

「ロー&ショートのスタイル」がボバースタイルだそうです。
もともと、ダートトラックレースに出てるバイクに近づけるカスタムの総称を「ボバースタイル」と呼んだそうな。
なので、ずっと一直線を走るタイプのバイクとは異なり、無駄がなく小回りが利くようなスタイルを目指したというところなんですね。

タイヤが細目だったり、ハンドルが比較的短いタイプだったり、足のポジションが前過ぎなかったり、チェーンではなくベルトだったり、クラシカルなタイプとは異なる仕様が目立ちます。

とは言え、2020年、技術も発展しており、それぞれの仕様は実はあまり意味をなさないのかもしれません。

クラシカルなタイプでも、仕様が異なるスポーツスターに近いセッティングも出来るでしょうし、その逆もまた然り、スポーツスターでもクラシカルなタイプに近づけることも出来るでしょう。

ですので、「ボバースタイル」という言葉に大きな意味があるのかもしれません。
そんなことを思います。

その年によっても変わりますが、2019年、2020年は、7車種、スポーツスターシリーズで登録されてますね。

・ROADSTAR
・FORTY-EIGHT SPECIAL
・FORTY-EIGHT
・1200 CUSTOM
・SUPERLOW
・IRON1200
・IRON883

みな、同じフレームを使われているようです。
ハーレーのシリーズは、フレームとそれぞれの作りによって分けられてる感じなんですね。

このスポーツスターシリーズがボバースタイルであり、ボルトも近しい感じでつくられたというところなんですね。
なので、比較されるようになっているといいますか・・・。

諸説あるので何とも言えないところではあるんですが、ヤマハが本気を出して後出しジャンケンをして、スポーツスターシリーズと近しいバイクをつくった、それがボルト・・・ということだったんじゃないかな?と思います。

そういうこともあり、ボルトに乗ってると、よくハーレーと間違われます。

ですので、ハーレーのスポーツスターシリーズと類似することもあり、ボルトは和製ハーレーのポジションみたいな感じなんですよね。

”後出しジャンケン”・・・ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、ぼくは良い意味でこの言葉を用いています。
ヤマハの本気の後出しジャンケンにはさすがに勝てないですよ・・・ということが言いたいのかもしれません。
ただ、勝ち負けうんぬんを言いたいわけではないのでアレなんですが、そんなことを思っています。

兎角、スポーツスターは日本でも多くのユーザーがいるため、”ハーレーと言えばスポーツスターシリーズ”みたいに思われる方が多いかもしれません。

ハーレーのスポーツスターとはそのような感じのシリーズでございます。

アイアン1200とアイアン883とボルトの大きな違い

スポーツスターの中でも最もボルトと近しいのがアイアン1200、アイアン883です。
アイアン1200はカウルがついたりハンドルが異なっています。
アイアン883は素のままの仕様ですね。

アイアンとボルトの違いは以下のポイントに集約されるのではないでしょうか。

  • メンテナンスやそれに伴う価格
  • 排気音と乗り心地
  • ハーレーブランドとヤマハブランド

まず、「メンテンスやそれに伴う価格」ですが、個人的な感想ですが、アイアンを維持するには、ボルトを維持するよりも、1.5倍の労力とコストがかかるかなぁと感じています。
(125ccのアプリリアでさえアレですよ・・・。)
車両価格からそんな感じですからね。
燃費もそうかもしれません。
この手のバイクに乗って燃費を気にするのもおかしな話なんですが、燃費もボルトの方が若干いいですよね。

まぁでも何と言いますか、、、”国産の大人しさ”とは異なる何かと共存するこの感覚、1.5倍の労力やコストは気になりませんよね。
そんなことを思います。

そして、次に「排気音と乗り心地」ですかね。
良く言えば、スポーツスターの方が派手な排気音で皆さん好まれやすいと思います。
また、同時に乗り心地も音に比例してゴツい感じになると感じています。
跨ってエンジンをかけただけでも違いが分かるほどです。

ボルトの方が滑らかで耳触りが良い音に仕上がってて、また揺れや乗り心地もかなりマイルドです。
人によっては”面白くない音と乗り心地”という人がいてもおかしくはありません。
個人的には、そのポイントに好感を持っています。

ただし、排気音については、カスタムで如何様にもなる・・・というのが正直なところです。

VANCE&HINES(バンス&ハインズ)というメーカーがあります。
バンスはアメリカン・クルーザーのカスタムパーツを多数出していまして、スポーツスターシリーズ、ボルト、それぞれどちらにも専用マフラーなどのパーツを出してるんですね。
んで、以下のパーツをボルトにつけることで、スポーツスターシリーズと何ら変わらない音に変化します。

マフラー

エアクリーナー

んで、それらを取り付けると、こんな排気音になります。

うーん・・・。
凄い。笑

スポーツスターシリーズの真似をする・・・というよりも、ボルトを面白い仕様に変化させることが出来るパーツですね。
ただし、車検非対応ですので、付け替えなどの運用にはくれぐれも・・・という感じです。

バンスがボルトへの取り付けの動画を出してくれてますので、参考までに。

という感じですので、排気音や乗り心地に関する比較はあまり意味のないモノなのかもしれません。

そして、最後にブランドの違いですね。
もう、これについては個人差としか言えない感覚ですよね。笑
ヤマハ好きな方もいれば、ハーレー好きの人もいると思います。
なので、物理的にメーカーが違うというだけのことかもしれません。

というのが、スポーツスターシリーズとボルトの大きな違いだと思います。
この記事を書いてて思ったんですが、”大きな違い”とは言え、持って乗ってしまえば全く気にならない程度のことのような気がしてきました。
それぞれ、カスタムパーツで如何様にもなったり、どっちのメーカーが好きか?くらいの個人差によって、見え方がどれほどにも変わってしまうという。

まぁそんな感じです。

前編の括り

まずは、そんな諸々を考えました。
でも、これだけではなかなか結論は出ないですよね。w

ぼくは、ハーレーに憧れはしたものの、自分で持って乗り続けるということはどうしてもイメージ出来ませんでした。
逆にボルトがあってくれて万々歳的な、そういう感じでございましたので、一切迷うことはなかったんですね。

ぼくは、正直、値段やディテール云々は、検討や比較はしてませんでした。
ただ、乗り続ける労力を考えると、やはりハーレーとボルトとでは差が大きかった・・・というのが、ぼくの中の決め手なんですよね。
ですので、決して、ハーレーに対してネガティブな印象があったわけではないんですね。

そういう決め手がどこにあるのか探しながら、この記事も後編も読んでいただけるといいのかもしれません。

後編に続く!

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