トライアルをするのにトラ車以外の代車でトライアルは出来る?〜モーターサイクル編〜

トライアルをするのにトラ車以外の代車でトライアルは出来る?〜モーターサイクル編〜

先に以下の記事をアップしていました。

で、今回は、「モーターサイクル編」です。
掲題の通りなんですが、モーターサイクルトライアルをするのに、セローのようなトレールバイクでトライアルやトライアルごっこはできる?という話です。

ぼくも最初はセローに乗ってトライアルパークに行ってました。
で、その後、トライアルバイクに乗るようになったという流れがありますので、個人的に感じた諸々を書いてみようと思います。

トラ車以外のトレールバイクでトライアルの練習、もしくはトライアルごっこは出来る?

個人的に思う結論

トライアルをするのであれば、トレールバイクではなく、トライアルバイクを買うべきだと思います。
トレールバイクとトライアルバイクは別物すぎるし、トレールバイクで出来ることはやっぱりどこまで行ってもオフロード走行までなんですね。

バイクに慣れるためにトレールに乗って、その後トライアルバイクに乗る・・・というビジョンがあったりするならトレールバイクでトライアルを始めるのもいいかもしれません。
そもそもトライアルよりもハードエンデューロやエンデューロがしたくて、そのためにトライアルの練習がしたい・・・というビジョンがあるならトレールバイクやレーサーバイクでトライアルの練習をするのはありかもしれません。

最初から”トライアルをする”という目的が決まっているならば、トライアルバイクを買うべきかなと感じています。

後、色々と思っているのが、トレールバイクでトライアルを練習する場合、クラッチとサスペンションとタイヤは、専門性のあるパーツに変えられた方がいいかなとも思います。
全部、標準パーツのトレールバイクでトライアルの練習をしてると、クラッチが焼き付いてしまうことと、サスペンションが不安定で変な方向に倒れてしまうことと、タイヤのグリップが悪いので総じて変な挙動になってしまいやすいと思います。

後述しますが、トライアルバイクを購入すると、ナンバーがついてなかったりもするので(250ccまでならナンバーをつけれますが、基本、ナンバーなしで考えています)、トランポの準備などが必要になりますよね。
その辺りも含めて、”トライアルバイクを買うべき”と考えています。
つまり、”トライアルバイクを買うべき”という意味の中には、”トランポも買うべき”という意味だと思ってください。

トレールバイクでは何故練習出来ない?

トレールバイクだと、トライアルの練習は厳しいものと思って差し支えないと思います。
例えば、フロントアップやターンの練習は出来るかもしれませんが、トライアルバイクの挙動を知ってる人がトレールバイクを使うことと、トライアルバイクの挙動を知らない人がトレールバイクを使うことでは、成果が全く異なるものと思われます。

硬球ボールを使って野球をしてる人が、柔らかいボールを使って特定の練習をすることに似るかもしれません。
素振りにしても、重たいバットを使った素振りをすることに似るかもしれません。

やっぱり、トライアルバイクとトレールバイクとでは挙動が別物なんですね。
重さやエンジンのセッティング、サスペンションの動きやタイヤなどなど。

また、車両の重さが違ったりするので、トライアルに慣れのない方がトレールバイクで転けたりすると、怪我をしやすいというのもあります。
車両が倒れた時の対処なんかは、トレールバイクは重いですし、トライアルバイクの方が何倍も安全なんですよね。

そういう一つ一つを考えると、トレールバイクで出来ることと言えば、バイク自体に慣れること、トライアルに慣れることまでかなと感じています。

最初からトラ車を買うべき?

ですので、そう考えると、最初からトライアルバイクを買った方がいいと思うんですが、だからと言っていきなりトライアルバイクを買うにしても勇気がいるというか、、、そういう側面もあると思います。

で、最初から目的が”トライアル”に向いているようでしたら、自転車から始められることもおすすめしたいところですけどね。

正直、40過ぎるまでオフロードバイクやMTBに乗ったことがなかった身からすると、とんでもなくバイクの操作が難しく、今にしても、バイクの操作は全然出来ていないという感じがしています。

トライアルの経験者の方々は何の気なく「そこのステアいこうか」的な感じで言ってくださるんですが、怪我が怖くて身体がこわばります。笑
失敗した時にどのような状態になるかも想像がつきませんので、転んだ時のシミュレーションもできていません。
そら痛いですよね。笑
(今はだいぶいけるようになったり、新しいことにも挑戦できるようになってきましたが、これら諸々、自転車の練習があったからで、バイクの練習をしたからではありません。)

実際、ぼくはセローでトライアルパークに行き始めて、ずっと手や膝や肩を痛めていました。
それはトライアルバイクになっても続いていました。
何かあることに転けて(ステアに挑戦するたびに転けたり、若干の急坂を降る時に怖くなって転けて手をついたり、ヒルクライムでバイクがひっくり返ってきてハンドルを離せずに手や手首を捻ったり)、それで強烈に捻ったりして、怪我が身体に残る・・・という感じになってきたんですね。

「よく怪我してるなぁ」と言われた気がするんですが、割と”グサッ”ときましたですよね。笑
パークにいる方々は何年も前からオフロードやバイクに乗られてたりする方が多いので、それが当たり前的な感じですが、昨日今日始めたばかりのぼくには何でもないことでもかなりハードルが高かったんですよね。
ぼくは、運動神経も優れてるタイプではないので、そういうところで鈍臭いんですよね。涙

トライアルと言えば、割と安全に見えたり、ロードに比べて事故率が少なく見えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
初心者の頃の転倒はロードやエンデューロとでは比較にならないくらい、危険な競技なんじゃないかな?と思います。

ロードの場合、スピードが出だすと一気に危険度が増して事故の損傷も大きくなりますよね。
トライアルの場合、いわゆるIAクラスのコースは、ぼくらでは走れないので、事故の損傷にならないコースでしか走ってないんですよね。
ぼくらくらいがIAのコースはそもそもゴールに辿り着けないけど、途中で大怪我級の事故になるので、相当に危険です。

というか、ああいうコースをどうあれ走りきってる方が、(ぼくの感覚からすれば)異常なんですよね。笑
あれで事故らない方がおかしいんですよね。笑

そういう諸々を思うので、トライアル以外に目的があってトレールバイクに乗ってトライアルの練習をするなら無駄がなくていいんじゃないかな?と思います。
トライアルをやっていくビジョンで乗るなら、トレールバイクより自転車をおすすめしたく思います。
仮にトライアルバイクを買う予算があってトライアルをガチガチに進めるにしても、できればバイクと自転車を揃えた方が色んな意味でいいんじゃないかなと感じています。

バイクと自転車に乗るメリットとデメリット

バイクと自転車に乗るメリット

自転車には毎日乗れると思いますので、毎日乗ると二輪の感覚が分かってくることが大きいですかね。
あと、軽い車両で練習することになるので、もの凄く細かい動きをおぼえることが出来るのが最大のメリットかなと感じています。

その流れで週末なんかにバイクに乗ると、週末だけ乗ってるよりも遥かに効率よくトライアルを理解することが出来るかなと感じています。

ぼく個人の話なんですが、週末ライダーではとてもではないんですが、NAにも到達することが出来ないと思います。

で、自転車もバイクも、それなりにトライアルを理解出来てくると、理解出来てない時の何倍も楽しくなるというのも最大のメリットかもしれません。
正直、恐怖の中でやってるよりも、今は何をするのも楽しいですかね。
出来ないこともまだまだ多いですし、バイクのコントロールはまだまだお粗末なので偉そうなことは言えませんが、一つ一つの挙動が分かってくると、それまでよりも何倍も楽しく感じるものかなと感じています。

バイクと自転車に乗るデメリット

バイクにしてもトランポが必要ですし、バイクも自転車もメンテが必要ですし、手間と予算が必要になってくるのがデメリットかなと思います。

今、ぼくがバイクにはほとんど乗らず自転車だけに照準を絞ってるのも、時間の都合の問題なんですね。
バイクにも乗って自転車にも乗ってると、メンテの時間、準備や片付けの時間がかなり多くなるので、どうしても日常を圧迫してしまいます。

今、新しい家をガレージハウスにリノベーションしていますが、それくらいしないと手間と時間がかかりすぎるんですね。
マンション住まいでは、やっぱりどうしても限界があるというところなんですね。

それもこれも、昨日今日始めたぼくらの身の上のことや、その不都合など、経験者の方々からすると理解出来ないかもしれないんですが、現実とはそういうものかなと思っています。

なので、ぼくはどちらかに照準を絞って、練習の到達地点や、その時々によって考え方を切り替えて色々やっています。
そういう気難しさがあるんじゃないかな?と感じています。

締め

という諸々でした。

ただ、選手権に出たりせず、趣味で山を走ってると楽しいからトライアルバイク・・・という方でしたら、正直、トレールバイクでも十分かと思います。
上手くなりたいというわけではなく、楽しくやれたらそれでいい・・・という感じでしたら、自転車に乗られる必要もないかと思います。
楽しく安全に乗れるなら、別に車両も場所もなんでもいいですよね。

ゆるい坂があるくらいのじゃり道でも、十分に楽しめる要素はありますしね。
ぼくは、それが楽しくてオフロードにハマりましたので、それならそれでいいと思います。

ただ、やっぱりやる以上、上手くなりたいし、上を目指したい・・・という方が、参考にしていただけるといいんじゃないかなと思います。

小さい頃から当たり前のようにバイクに乗れる環境があったり、それが当たり前の生活を何年も続いている方々と、ぼくらみたいなタイプとでは、決して”埋まらない溝”みたいなのがあるっすよね。笑
後者の、ぼくらみたいなタイプの方々の参考になれば嬉しく思います。

って、”埋まらない溝”みたいなのはあるかもしれませんが、決して僻んでるというわけではないので、ご理解いただきたく・・・。笑
いや、僻みたくはなりますけどね、正直。笑
妬みたくもありますけどね、正直。笑

ただ、そういう方々に教えていただかなかったら今のぼくはなくて、先にも進むことはできなかったのも事実かなと思います。
やっぱり何かしらのハードルがあって先に進んで挑戦になっていくことを考えると、そういう諸々と上手く共存出来るようにしていかないといけないかもしれません。
そんなことも感じています。

(Visited 597 times, 1 visits today)

雑記

Posted by とん (`・ω・´)