バイクの交通事故を考える

マスツーリングイメージ

先日、とても残念なニュースを見ました。

16歳の女の子、普通自動二輪免許を取得して間もなくて、バイクが納車してからもまだ1ヶ月も経ってないという時らしく。
250ccのバンディット。
このバンディット、Yahooオークションで購入されたとか・・・。

なんか、こう、いつもはここまで考えることはなかったんですけどね。
なんか、こう、感情が揺さぶれられる感じがすると言いますか。

正直、何でここまで深く考えたり感情が揺さぶられてるのか、自分でもよく分かってません。
それを整理するのがこの記事の目的かもしれません。

色々思うことを色々書き出してみようと思います。

ざっと、隠さずに

この手の話って、感情や倫理や道徳の話と、法的な話は分けなきゃいけないわけですね。

んで、先に感情や倫理や道徳の話からすると。

ぼくは、正直、ぶっちゃけ、女の子と一緒に走りたいですよ。笑
男一人で走るより、女性と一緒に走りたいです。笑
変態と言えば、変態ですね、隠しません。笑

でも、ぼくなら、この事故のケースと被るような状況では走りません。
どう考えても無理があるので、ぼくならこういう走り方はしません。

Twitterで16歳の女の子が書き込みをして、それに群がるおじさん・・・流れ的には最悪ですね。

んで、バイクも古い目のバイクをYahooオークションで購入・・・。
車両がどこまで手入れされてたか分かりませんが、ハンドル、タイヤ、チェーン、ブレーキ、フレームなどの状態はどうだったのでしょうか?
嫌な想像しかできません。

と、感情論で言えば状況はかなり最悪かもしれませんが、SNS上での出来事やそこからの行動は全て自由です。
SNSで出会いを探したり、趣味を共有するのは個人の自由です。

そして、誰が一番悪いって、親が一番悪い。

未成年のうちは、親の管理下にあるのが日本の法律です。
感情論的にはなかなか言い出せなかったり、道理で言えば、このような考えにはなかなか至らないかもしれませんが、親がきちんと家から出さなかったり、状況の確認を行い、適正な対処を取れば、このような事故にはならなかったというのが、法的な根拠に基づいた正しい考察です。

状況で言えば、単なる自損事故。
だから、16歳のTwitterに群がったおじさんたちには、法的な罰則がないんですね。
もし、接触でもしてたら話は別ですけどね。

そして、16歳の女の子に対して周囲の人たちが挑発してた証拠などが出てこれば話は別だと思いますけどね。

今回の深夜徘徊も、ご自身が先導?されてたようですし・・・。

この辺りは、まずはっきりさせておかなきゃいけないことですね。
忘れないように。

個人的に怒りが沸くポイント

ぼくが個人的に怒りが沸くポイントですが、それは年齢とか男とか女ではなく、”人が人を挑発した”と考えられることに、物凄く怒りを感じるんですね。

免許取って、バイクに乗ってまだ間もない人に、どこまでの考えや発言をさせたか知らんけど、およそ、周囲の方々がナイツーと言って峠まで引っ張ってったと思うんですね。
ナイツーはまだいい、けど、夜の峠、これには心理的に物凄く裏がある選択、行動ですよね。
これが許せない。

んで、まぁ割と速度も出てたんだろうなぁと、想像することが難しくないというか。

そして、人の痛みを教えることが出来ない社会背景に怒りが沸く感じです。

人の痛み、辛み、これらは言っただけでは理解出来ないのが普通です。

「バイク事故には気を付けましょう!」

と言うのは分かってても、これに伴う痛みが分からないから、結果として”軽視してた”になるんですね。
本当に痛みが分かる人は、このようなことはしません。

16歳の女の子が深夜バイクで事故がなくても、何かあったら痛みや辛みがついてくることくらい分かるはずなのに、人の痛みや辛みを知らないから、取り返しが付かなくなることをするんですね。

今は暴力とかキツイ指導ではなくて、言って聞かせる社会ですからね。
頭悪い人には通じないんですよね、この手のあれこれは。
だから、起きる事件や事故は、どうにも不可解な・・・というか、物凄く闇があるような事件や事故が増えるんですね。

でも、これに関しては、昨今、日本では交通事故件数や交通事故での死者数は減少傾向にあるから、いいっちゃいいかもしれないんですけどね。

個人的にはそういうところに怒りが沸く感じです。

もし事故したのが60歳のおじいさんだったら同じように思う?

正直、60歳のおじいさんがこのような事故を仮に起こしたとしたら”自業自得やん”としかなりません。

これは、差別ではなく区別ですね。

自分の行動の責任、自分の能力の把握、そしてキャリア、諸々考えて、16歳の女性と一緒にして比較する方がおかしいですよね。

今年の夏、割とバイク事故が多かった印象ですが、結構、年配の方の事故が多かったようです。
色々、見誤ったんだなぁ・・・と感じるくらいのことです。

例えになってるかどうかは分かりませんが、子どもが学校でする失敗と、大人が会社でする失敗を一緒にしないことと同じです。
そういう無茶がある比較は意味がないので、ぼくはそのように区別はする次第です。

これらを踏まえ・・・

まぁとりあえず、非力なうちは、非力な者同士でツーリングすべきだと思います。
んで、バイクの状態も、分かる範囲で構わないから確認すべきだと思います。

10代の女の子に群がるおじさんがどうとか、そういうのは一旦スルーして、とりあえず非力なうちは非力を自覚して行動すべきです。
自称プロは自称プロ同士が走ればいいんです。

でも、あくまで勘違いしちゃいけませんが、日本中にいる凡そ99%以上のライダーはプロでも何でもないライダーですからね?
バイクでご飯を食べるということまでは実現してなかい人たちですからね?

一応、一瞬でも運動でご飯を食べたぼくが言わせていただきます。

そんなプロでも何でもない人の言うことなんて、素人の思いあがり以外の何者でもありませんからね?
そんな思い上がったアホどもの言うことは無視していきましょう。

アマリングがどうとか、曲がるには技術がどうとか、そういうことを素人が言うこと自体がおこがましいんです。
そういうことが分からないアホの言うことは聞かなきゃいいんです。

無事に帰る、それが一番なんです。
それだけは忘れずにいきましょうね。

締め

そんな諸々を思いました。

この事故について、ホワイトベースの二宮氏が動画でコメントされていますね。

ぼくはこの記事でここまでの極論は表現していませんし、ここまで極論で物事を考えてませんが、言いたいことは十分に伝わりますし、全面的に同意というか、否定のしようがないと思っています。

ただ、最初の話に戻るんですが、感情論や倫理観などの側面と、現実的な法的な側面は分けて考えなきゃいけないかなと思います。

一緒にツーリングした方を殺人呼ばわりされていますが、それを決めるのは二宮氏ではなく、日本の法律であり、公的な機関です。
そこは間違いないように考えなきゃいけないかなと思います。
ただ、心情で言えば理解はできますけどね。

それと、ぼくは、マスツーをする時は、このブログで事細かく説明してメンバーを募集しています。
んで、当日、集まった時も、ブログに書いたことを確認し、事故に直結しそうな走行ペースについては、ツーリング中も都度確認するようにしています。
速いからいいわけではなく、遅いからいいわけでもない、各々、心地よく運転することがベストだと判断しているからです。

マスツーなのに細かすぎると言われてしまうとアレですが、やりすぎではないと思っています。

もし、マスツーに行きたいけど行って嫌な思いをしたくないなぁ・・・と言う方は、まずは、ぼくが書き出している基準を、マスツー主催者に確認するようにしてくださいね。

これらの確認は決してやりすぎではなく、これくらいの確認をして初めて普通の状態になるんです。

自称プロのアホどものマウントや挑発など気にせずマスツーが出来るように、くれぐれも注意していただきたいなぁと思いました。
そして、ぼくも今後、マスツーをする際には十分に気を付けたいなぁと思いました。

心が痛むような事故が減りますように!

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